ロマンポルノながら 森田芳光の作品の中でも傑作の一本である。 当時の森田は 「のようなもの」から出てきて かの「家族ゲーム」で当時の映画賞を総なめ。観客はこなかったらしいが大傑作の「ときめきに死す」、薬師丸ひろ子の「メインテーマ」を経て 「それから」に至る。まさに昇竜の勢いで 当時リアルタイムで見ていた小生も これは凄い監督であると感心していたものである。
その中での本作の位置付けであるが 当時の森田の主たる武器であった「センス」に満ち満ちたコメディーと言える。兎に角笑える。あまりに面白いので 家内に見せたが 彼女も大笑いしていた。
それにしても あの頃の森田は帰ってこないのだろうかと たまに嘆息する。「それから」以降は 20年近く低迷していると思うのだが。才人であるだけに 惜しいとしか言いようが無い。